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タイ初の総合保険プラットフォームであるSundayが約45億円を調達



タイ初のフルスタックインシュアテックグループ

タイのインシュアテック・プラットフォームであるSundayは、シリーズBの資金調達ラウンドで、Tencent、SCB 10X、Vertex Growth、Vertex Ventures Southeast Asia & India、Quona Capital、Aflac Ventures、Z Venture Capitalなどの投資家から4,500万米ドル(約45億円)を調達した。インシュアテック、InsurTech(英: insurance technology)とは、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語であり、インシュアランス・テクノロジーの略である。経済産業省が2017年5月に公開した「FinTech ビジョン」では「保険分野における FinTech」と定義されている。


Sundayは、今回の資金調達により、既存の会員に加えて、企業や中小企業の顧客に向けた商品の品揃えを拡充する。Sundayは現在、自動車保険、団体医療保険、旅行保険、電子保護の4つの主要商品ラインを持っている。


2017年にバンコクで設立されたSundayは、データモデルと高度な技術を用いて保険商品やサービスを形成する、タイ初のフルスタックインシュアテックグループであり、人工知能と機械学習を活用して、パーソナライズされたパッケージを提供し、価格設定を自動化し、自動車保険と従業員の健康保険商品を引き受けている。


チーフデータサイエンティストであるスラデージ・パニッチは、プレスリリースの中で、このプラットフォームのAIエンジンは、複雑なクレーム決済から症状の早期発見まで、保険のバリューチェーンにおける非効率性を解決すると述べている。また、「強力なアナリティクス基盤を持つ当社は、急速に変化するリスクと顧客の期待に迅速に対応するため、能力を拡張するための十分な準備が整っています」とも語った。


インドネシアへの進出

Sundayはインドネシアに進出した。2020年、収益の伸びを倍増させ、これまでに銀行、製造業、小売業など様々な分野の9万社の企業顧客を含む160万人の顧客にサービスを提供している。


SCB 10Xのチーフベンチャー&インベストメントオフィサーであるMukaya Tai Panichは、「引受から販売まで、保険のバリューチェーンをエンドツーエンドで所有していることは、他のインシュアテック企業と比較して、Sundayのユニークな差別化要因となっている、という。「データ、AI、機械学習に基づく最適化を利用して、地域の消費者に手頃な保険商品とサービスを提供することで、デジタル・イノベーションに取り組むSundayの方向性を信じている」という。


 

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